東京証券取引所を見学できることはご存知ですか?
大人はもちろんですが東京証券取引所は子供も歓迎しています。
我が家の小学生姉妹と案内付き見学ツアーに参加した様子をレポートします。
証券取引所とは
証券取引所とは取引所に上場した企業の株式を売買する場所のことです。
証券取引所では株式、債券、上場投資信託など、さまざまな金融商品が売買されています。
最近は資産運用される方が増えているので耳馴染みのある場所かと思います。
見学の基本情報
見学は『東証Arrows』で行われています。
東京証券取引所内にある『東証Arrows』は投資家・上場企業に対し的確な情報提供・開示を行っている場所です。
マーケットセンターの様子を見学したり、株式投資体験ができ証券について学ぶことができる施設です。
見学・体験の種類と費用・見学可能日
どのコースも全て無料・実施されているのは平日のみです。
※自由見学以外は予約が必要です。
アクセス
東西線「茅場町」駅(出口11)徒歩5分
日比谷線「茅場町」駅(出口7)徒歩7分
都営浅草線「日本橋」駅(出口D2)徒歩5分
JR「東京」駅(八重洲中央口)徒歩20分
(KABUTO ONE ビル)
東西線「茅場町」駅直上
銀座線・東西線、都営浅草線「日本橋」駅(出口D2)徒歩2分
案内付き見学ツアーの様子
我が家は「案内付き見学ツアー」に参加して来ました。
都民の日(平日)の朝一番 9:00〜10:00の回を予約しました。
集合場所
集合は本館西口の玄関を入った場所にあります。
玄関を入るときは警備員の方がおり、荷物のX線検査とゲート型金属探知機を通りました。
とても厳重です。
エントランス
到着したら受付を済ませます。
パンフレットは大人用と子供用と用意されていました。
大人用は証券取引所初心者でもわかりやすく・基本がしっかり書かれており、子供用はあろーずくんキャラクターがわかりやすく東証について教えてくれます。
時間がある方はトイレに行ったり、フォトスポットで記念撮影ができます。
キャラクターの「とうしくん」がかわいいです。
子供に優しい
我が家が参加した回は子供はいませんでした。
子供を見かけるとすぐにスタッフの方が来てくださり、子供向けのパンフレットやグッズ、「あろーずくんをさがせ!」のゲームをくださいました。
「あろーずくんをさがせ!」のあろーずくんは見学ツアーの道中にいるので、案内を聴きながら探すことができます。
見学の流れ
我が家が参加した9:00〜10:00は参加人数が少なく全員で8人、海外の方で日本語も話せるご夫婦(日本在住のよう)、ご年配の女性2人組・1人参加の女性と我が家でした。
案内してくださった方は女性の方で、長年お勤めされおり知識豊富で質疑応答にも+αで答えてくれる素敵な方でした。
エスカレーターを上がると建て替え前からあるレリーフがあります。
左から「工業」「商業」「農業」を現しています。
期間限定でこのフロアにコロナ禍で使用したアクリルスタンドを使用したアート作品がありました。
とても幻想的で美しい作品で見入ってしまいました。
エスカレーター横のレリーフを見たら見学エリアへ進みます。
突き当たりの部屋でアニメ映像を観ます。
休憩スペースもありました。
アニメ映像を見る部屋の前には2023年の「大納会」の様子が展示されています。
「大納会」は毎年12月30日に行われており、「その年の顔」に選ばれた方が鐘を鳴らします。
2023年はWBC日本代表監督の栗山 秀樹さんでした。
展示裏の部屋に入り10分ほどのアニメ映像で投資について学びます。
このアニメは最近のアニメタッチなので、子供も楽しく観ることができました。
アニメ映像を観終わったら、昔の東京証券取引所の写真と映像の前で説明があります。
当時を知る方は昔を思い出し、知らない方は今との違いをじっくり観察し比べることができます。
マーケットセンターの周りをぐるっと回れる2階見学回廊へ進みます。
TV局の方が待機しており必要時撮影していました。
証券取引所の歴史を写真と共に見ることができます。
案内の方の説明もあるのでより詳しく知ることができます。
見学回廊は長く見応えがあります。
左手には歴史や写真、右手にはマーケットセンターが見えます。
ベビーラウンジもあるので赤ちゃん連れの方も安心です。
見学回廊は黒くてかっこいいです。
案内の方から「マルチディスプレイ」の見方や、投資について説明やクイズがありました。
見学回廊の真ん中に『金運スポット』があります。
東口玄関の2階部分です。
1階玄関に降りることはできませんが、床には十二支の描かれた円盤があります。
玄関の方角が辰と巳の間、辰巳(南東の方角)にあり、風水ではこの方角に玄関があると良い運気が入ってくると言われているそうです。
天井のステンドグラスが扇形に作られています。
玄関から東証Arrowsの施設に向かって末広がりに開いており、未来の展望が開けていくと考えられているそうです。
この2つの縁起の良いものがあることから『金運スポット』と言われています。
良い運気の流れがある『金運スポット』を是非チェックしてみて下さい。
反対側の回廊には東証に訪れたことがある著名人の写真があります。
各国の首相、読売巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんや日本で初めてスペースシャトルに搭乗した宇宙飛行士の毛利衛さん、オリンピック選手やスポーツ選手の他に「くまモン」の写真が飾られていました。
上場セレモニーでの打鐘は5回です。
穀物が豊かに実るという意味の「五穀豊穣」に由来しています。
見学回廊では「チッカー」の一番近くに行くことができ写真撮影スポットだそうです。
JPXのフォトコンテストの入賞作品が飾られていました。
エスカレーターでオープンプラットホームに降りることができます。
オープンプラットホームはセレモニーやセミナーを開催する多目的スペースです。
マーケットセンターを一望することができます。
上場の鐘とマルチディスプレイを目の前で見ることができます。
上場の鐘の前で記念撮影ができます。
見学ツアーの参加者が順に撮影していました。
案内の方も「お撮りしますよー。」と声をかけてくれるので、1人参加の方の記念撮影もできます。
案内の方はベストポジションを熟知されているので、ベストショットを撮ってもらえます。
ここで見学ツアーは解散になります。
株式投資体験は予約制です。
見学した日の朝は株式投資体験を予約されている方がいなかったようで、「この後、株式投資体験できますがいかがですか?」と案内の方が見学ツアー参加者に声をかけてくれました。
我が家は参加しませんでしたが、大人の方はみなさん参加されてました。
我が家は解散後もゆっくり見学し、「あろーずくんをさがせ!」を完成させました。
東証プラザ 証券史料ホール
エントランス横に『東証プラザ 証券史料ホール』があります。
証券史料ホールは証券に関する史料を展示している施設です。
明治時代から昭和(戦後)までの歴史的に貴重な品々を年代順に展示しています。
昔の株券・証券類が展示されており、その横にも縦型の引き出しを引き出すと株券・証券類を見れるエリアがあります。
株券・証券類のデザインがとても魅力的です。
業種により特徴があったりと今では見られない紙の証券を是非見てみて下さい。
入り口上には現在エントランスに飾られている4体の銅像があります。
「渋沢栄一 特設展」も行われていました。
貴重な史料から歴史を学ぶことができるホールです。
証券取引所にお越しの際は是非 立ち寄ってみて下さい。
お土産
お土産は1階受付で購入することができます。
受付の横には記念品の自動販売機もありました。
我が家はガチャガチャを購入しました。
格言マグネット第2弾ということで人気のようです。
ガチャガチャで出できたのがこちらです。
缶バッチとマグネットです。
なかなか縁起の良さそうなのが出て来てくれました。
見学者用のネックストラップもお土産に持ち帰ることができました。
おすすめの本
子供と証券取引所に行く前に「少しお金について勉強してから行きたいな」という方におすすめの本です。
まとめ
東京証券取引所は行くまで敷居が高いと思っていましたが、お金や経済というものを考えることができる良い場所でした。
子供たちも帰ってからニュースで東京証券取引所の映像が流れると反応しています。
大人も子供も一度は行ってみてほしい場所なので、是非 見学に行ってみて下さい。
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