国立極地研究所の1年に1度の一般公開日に、併設されている「南極・北極科学館」に行ってきました。
無料の科学館とは思えない展示がたくさんあります
我が家の小学生姉妹と行ってきた「南極・北極科学館」をレポートします。
南極・北極科学館とは
南極・北極科学館は国立極地研究所の情報発信拠点施設として2010 年7月に設立しました。
実際に南極で使われていた雪上車や機材、オーロラの映像、南極の生き物の剥製の展示や、本物の南極の氷に触ることもできます。
ワンフロアのコンパクトな施設ですが満足度の高い科学館です。
南極・北極科学館を回るときに知っていると、違う角度からも科学館を楽しむことができるポスター。
科学館に入ってすぐのところにあったので是非チェックしてみて下さい。
基本情報
アクセス
普段歩き慣れている方は立川駅北口から徒歩約25分なので歩けます。
◎立川バスご利用の方
立川駅北口2番乗り場より下記のバスに乗車→立川学術プラザ下車 徒歩1分
・立16-2 東中神駅北口(市役所経由)
・立16-3 大山団地折返場(市役所経由)
・立19-2 もくせいの杜循環(市役所・大山団地経由)
・立19-4 もくせいの杜循環(市役所・大山団地経由)
※立川駅北口1番乗り場も利用可能→立川市役所下車 徒歩5分
◎多摩モノレールご利用の方
立川北駅→高松駅下車 徒歩10分
館内
館内は9つのエリアに分けられています。
①歴史 〜南極へ〜
②TACHIHI オーロラシアター
③大気・氷 〜地球環境を探る〜
④こちら昭和基地
⑤岩石・隕石 〜太陽系46億年の歴史を探る〜
⑥生物 〜極寒の生命・生態を探る〜
⑦オーロラ 〜神秘の光の謎を探る〜
⑧北極
⑨ミュージアムショップ
入り口の地図に釘付け
科学館入り口の床には南極と北極の大きな地図があります。
大人はここに夢中になる方がたくさんいました。
地図の上に立てるという子供にも面白い体験ができます。
南極の氷に触れるコーナー
南極の氷に触ることができます。
目の前に南極の大きな氷の写真があるのでイメージしやすくなっています。
とても冷たいです。
氷が溶けないよう発泡スチロールの箱などに入れるのかと思っていたら、まさかの段ボールで驚きました。
シロクマがびっくりするほど大きい
科学館の中で一際目を引くのが「ホッキョクグマ」の剥製です。
とても大きくてびっくりします。
もし南極で出会ってしまったら、、、と想像してしまいます。
極地の生き物たち
極地の生き物たちの剥製がたくさんあります。
こけ坊のキャラクターがかわいいです。
地球温暖化を学ぶ
手元のボタンを動かしオゾンホールの季節の変化を観察することができます。
携帯電話でQRコードを読み取り操作できる機会。
地球の雪や氷の様子を観察できます。
雪上車がかっこいい
1968年〜1969年に昭和基地から南極点まで往復した雪上車が展示されています。
とても大きい雪上車で迫力があります。
雪上車はとても大きいですが、中を見ると狭く感じます。
この中で5ヶ月間生活しながら、南極点までの往復5200km走りきったことに感動します。
実際の雪上車を見ると南極点までの道のりや南極についてもっと知りたくなります。
南極・昭和基地とのライブ映像
昭和基地とのライブ映像が流れているのでジオラマもより楽しめます。
オーロラがきれい
オーロラシアターは撮影禁止です。
カーテンで覆われたテントの天井一面にきれいなオーロラを見ることができます。
ミュージアムショップ
入館してすぐの場所にあります。
この日は極地研究所の1年に1度の一般公開日だったためものすごく混んでいました。
極地研究所オリジナルのアパレルや文具に書籍、ぬいぐるみなどがあります。
一番人気は極地研究所オリジナルのガチャガチャです。
人気のガチャガチャは大行列になっていてたどり着くのが大変なほどでした。
我が家がGETできたガチャガチャは「狩りをするヒョウデアザラシのフィギュア」と「南極大陸と砕氷艦しらせ(二代目)」のポーチです。
ポーチにプリントされている写真がかっこいいです。
ポーチはペンケースにもなるサイズでした。
他にもオリジナルのガチャガチャがあったので是非見てみてください。
科学館の外にも見所がいっぱい
サザンクロス入り口横に蜂の巣岩がありサザンクロス側の壁、写真右手の方にモニュメントがあります。
館内だけではなく館外もみどころがたくさんあります。
来館した際は是非 外もお散歩してみて下さい。
食事
南極・北極科学館にはレストランはありません。
科学館の隣にサザンクロスという談話室があり休憩することができます。
食べ物の持ち込みOKなので、お昼をまたいで来られる方はお昼ご飯の持参をおすすめします。
おすすめの本・ドラマ
不朽の名作『タロとジロ』、第1次南極大陸観測隊とともに南極へ出発したカラフト犬のお話です。
カラフト犬が登場するので子供でも読みやすい作品です。
南極OB会編集委員会が出版した『南極大大紀行』はドキュメンメンタリーを読みたい方におすすめです。
実際に南極に行っていた隊員が語った、南極での探検・観測・建設・生活などの貴重な記録です。
地球の歩き方が出版している『南極大陸 完全旅行ガイド』は旅行気分を味わいたい方におすすめです。
南極にはなかなか行けないけれど、たくさんのキレイな写真で南極旅行気分を味わえます。
木村拓哉さん主演で話題になったドラマ『南極大陸』。
終戦して10年が経ち世界で地球観測が活発となっている中、日本がいかにして南極大陸観測に向かうまでを描いたドラマです。
俳優さんたち熱演に心を揺さぶられたい方におすすめです。
まとめ
南極・北極は遠く簡単に行くことはできませんが、科学館を通してもっと知りたい!という気持ちが芽生える施設でした。
先人たちの努力に感動し、極限の世界を生き抜く生き物たちに驚きと感動します。
大人は胸熱ポイントがたくさんありますが、子供も楽しめる工夫があり親子で楽します。
是非、遊びに行ってみて下さい。
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